富士通、オーストラリアで最速のスーパーコンピュータ”Gadi”を製造

雷神後継機として

富士通はオーストラリアで ”Gadi” と名付けられた最速のスーパーコンピューターを製造する予定です。この名前はキャンベラ地域の先住民であるNgunnawal( ングンナワル人 )の言語で「検索」という意味のようです。

この新しいスーパーコンピュータはキャンベラのオーストラリア国立大学に導入され、National Computational Infrastructure(NCI)によって運営されます。

Gadiは、2012年に富士通が1.67 ペタフロップス システムとして導入したRaijin(雷神)スーパーコンピュータの後継機となります。

グッド・ガディ

雷、雷、嵐の神道の神にちなんで名付けられた雷神は、後に数度アップグレードされ、最終的に3.8ペタフロップスのピークパフォーマンスを達成しました。

Gadiの正確なピークパフォーマンスについては何も述べられていませんが、雷神の10倍の高速化を図ったとしており、38 ペタフロップス のパフォーマンスを示唆しています。

新しいスーパーコンピュータへのアップグレードは、National Collaborative Research Infrastructure Strategy(NCRIS)の下、オーストラリア政府から7000万豪ドル(4800万米ドル)の資金を集めて実現されました。

雷神スーパーコンピュータ

Gadiには、Lenovo、Intel、Nvidia、NetApp、Mellanox、DDN(Lustre)、Altair、およびAPC(Schneider Electric)のテクノロジが使われています。

それは、第二世代のIntel Xeon Platinumプロセッサを搭載したFujitsu Primergy CX2570 M5サーバ、Intel Optane DC パーシステント・メモリー、およびNvidia V100 GPUで構成されます。 このシステムは、富士通とLenovo Neptuneの 直接温水冷却技術 を利用します。

高性能なNetAppエンタープライズクラスのストレージアレイは、基盤となるストレージサブシステムを構成し、これらはすべてテラバイト規模のデータ転送速度を実現するDDN Lustreパラレルファイルシステムにまとめられます。

「インターコネクト・ネットワークは、Mellanoxの最新の HDR InfiniBand テクノロジを Dragonfly+トポロジで設計し 、毎秒200 Gb /秒のデータ転送を可能としています。」 と、富士通は 述べています。 「AltairのPBS Works Suiteソフトウェアは、ジョブスケジューリングとワークロード管理を最適化します。」

研究ツール

オーストラリア国立大学副学長のBrian Schmidt教授は、次のように述べています。「この重要なインフラの整備により、オーストラリアは世界的に大きな課題の解決に主導的な役割を果たし続けるでしょう。」

「この新しいマシンは、オーストラリア国内の研究や5,000人の研究者達を最先端に維持してくれます。」とシュミット教授は付け加えました。「これは、ビッグデータをよりスマートに処理できるようにし、NCIの頭脳をさらに強化するでしょう。」

富士通の本部長も、オーストラリア国立大学との長年の関係について言及しています。

「オーストラリア国立大学への最初のスーパーコンピュータを導入した1980年代から 雷神に至るまでのANUとNCIとの長年の関係をさらに活性化できることが楽しみです。」とはオーストラリア&ニュージーランド富士通のCEOを務める Mike Foster 氏のコメントです。

Data Center Dynamics

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