富士通、東京大学情報基盤センターのスパコンシステムを受注

6.6ペタフロップスの性能で、2019年7月に稼働開始予定

日本の大手SIer富士通は、東京大学(情報基盤センター)の、大規模並列スーパーコンピューターシステムを受注したと発表しました。

Oakbridge-CX(オークブリッジ・シーエックス)という名の新システムは、IntelのXeon SPプロセッサーを搭載したFujitsu Primergyサーバー1368台をクラスタ化することで、理論上6.6ペタフロップスのピーク性能を実現します。

国際単位系において、”ペタ”という接頭辞は1015を示すので、このシステムは毎秒6600兆回もの浮動小数点演算が可能です。


Fujitsu’s Japanese headquarters – Fujitsu

富士通は、スパコン分野において豊富な経験を持ちます。日本最速のスパコンは
2017年に同社が構築したAIST(産総研)のシステムで、性能は37ペタフロップスを誇ります。今日でも、同社のABCIシステムは世界で7番目に速いマシンです。富士通は、先日も4ペタフロップスのシステムを北海道大学に設置していました。

Society5.0の実現に向けて

東大のコンピューターセンターは1965年に設立されて以来、日本全土の研究者へ、コンピューティング・リソースを共有することを可能にしてきた。情報基盤センターは、科学分野やエンジアリング分野における最先端研究をより発展させるためにスパコンを利用しています。

同大学によれば、最新のシステムは「Society5.0」の実現というビジョンに向けて、データを活用した各種の実証実験に使用される見込みです。Society5.0とは、仮想空間と物理的世界を融合するシステムを通じて、経済成長および社会課題の解決を果たす人間中心の社会モデルのことです。

6.6ペタフロップスというのは、驚くべき数値であるが、計算能力に注目すると、世界中にはより優れたスパコンが数多く存在します。例えば、米国エネルギー省およびIBMは、ピーク性能200ペタフロップス、毎秒20万兆の計算能力を持つ米国最速のスパコン”Summit”を昨年発表しています。

– Data Center Dynamics

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