富士通がポスト京の設計完了、技術の製品化も

富士通は、日本の理化学研究所(理研)と共同で作成したスーパーコンピュータ「京」の後継機である「ポスト京」の設計を完了させたと発表しました。

ポスト京は世界でも有数の計算スピードを誇るエクサスケールシステムの1つであり、2021年または2022年に稼働予定です。また、ポスト京開発で培った技術などを商用化し、「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX100」の後継機として、2019年度下期までにグローバルでの販売開始を予定しています。

ARM製スーパーコンピュータ

ポスト京は、富士通によって開発された高性能CPUのA64FXを搭載しています。このCPUは莫大な計算能力を必要とするエクサスケールシステムを念頭に設計されています。ArmのHPCシニアディレクターであるBrent Gorda氏は次のように述べています。

The K supercomputer
– RIKEN natural sciences research institute

「富士通、理研とArm社による共同は、HPC分野に対してArm社が献身的に貢献してきた証明となります。ポスト京の構築にも貢献できるようになったことは、Armベースの製品開発において大きな節目となりますし、HPCやAIアプリケーションをサポートするArmと富士通の技術がより広く展開されていくことを楽しみにしています」

富士通は、ポスト京の技術をベースにした商用のスーパーコンピュータを製品化し、富士通スーパーコンピュータPrimeHPC FX100の後継機種として世界規模での販売を開始する予定です。同社はまた、簡単に導入できるように安価なモデルの開発も検討していると述べ、これらの技術を他のベンダーにも導入する可能性があると付け加えました。

ポスト京は、現在京コンピュータが設置されている理研計算科学研究センター(R-CCS:神戸市)に導入されます。完成すれば、米国、中国、EUの強豪国の中でも世界最速のエクサスケールスーパーコンピュータの1つとなるでしょう。

Data Center Dynamics

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