Google、スウェーデンに109ヘクタールの土地を取得

しかし、近い将来に使用する予定はない

Googleは、ストックホルムの北西160kmに位置するスウェーデンのダーラナ地方アヴェスタ市に109ヘクタールの土地を購入しました。
社内用とGoogleクラウド用の両方で欧州にデータセンタービジネスの存在感を急速に拡大しているGoogleは、将来的なデータセンター用地としてその土地を取得しましたが、すぐに使用する予定はないとしています。

バックアップ

Googleの地域コミュニケーションマネージャーは、「地元のアヴェスタ市ホルンダルに109ヘクタールの土地を取得しました。今はすぐに、ここを開発する計画はありませんが、我々のビジネスに必要な場合には、欧州でのデータセンターの存在感を拡大する選択肢を確保したいと考えています。でも、しばらくは結論を出しません」と語りました。

アヴェスタ市は、「Googleに選ばれたことを光栄に思っています。アヴェスタには、スウェーデンの重要な工業都市としての長い歴史があります。この歴史とスウェーデンの中心という地理的条件、整ったインフラ基盤、この地域の熟練した労働力が、Googleにとって重要な要素となって評価されたと思います」とコメントを出しました。地元メディアによると、Googleは、道路や受電設備などの基本的なインフラ基盤をこの拠点に追加する予定はありますが、それ以上のものはないようです。

欧州では、アイルランド、フィンランド、ベルギー、ドイツ、オランダ、英国で、Googleはデータセンターを複数運営しています。デンマークには73.2ヘクタールの土地を所有しており、これは、おそらくデータセンター用地でしょう。最近ではルクセンブルグには10億ドル規模のプロジェクトのために大規模な土地を取得しました。

スウェーデン政府は、国内のデータセンターへの投資を積極的に招致しようとしています。昨年末には、データセンターの電気税を約97%削減しました。アマゾンは4月、スウェーデンにデータセンターを3施設開設する予定があると発表しました。それぞれ、Invest Stockholm、Business SwedenとData Centers by Swedenの3団体で、スウェーデン政府の支援を受けています。

-Data Center Dynamics
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