Google、中国にAI研究所を開設

しかし、中国では苦労続き;

Googleは北京にAI研究専門の研究センターを開設しました。この研究所はGoogleクラウドAI部門の重役2人がリードします。AIチャイナセンターと呼ばれるこの施設は、ニューヨーク、トロント、モントリオール、ロンドン、チューリッヒで同様のプロジェクトに続くアジアで初めてのGoogle研究所です。研究所は、GoogleクラウドAI研究開発部門の重役リー博士、および、昨年Googleの機械学習部門に入社したGoogleクラウドAI/ML部門主席研究員F.F.リー氏がリードすることになります。

アメリカのBaidu

ブログでF.F.リー氏は次のように述べています。「12年前教授に昇格、昨年Googleに入社して以来、多くの有能な中国人エンジニア、研究者や技術者と一緒に仕事をする幸運に恵まれてきました。人工知能(AI)と機械学習における世界トップクラスの専門家の大勢が中国を本拠地としています。過去3年間のImageNet Challengeの優勝チームには、大勢の中国人研究者が名を連ねています。2015年にAIジャーナルに掲載された全記事のうち43%が中国人記者によるものです」

中国政府は、AIを国家の優先事項に掲げています。伝えられるところによると、「月探査ロケット」プロジェクト、新興企業やAI研究等を支援するため数十億ドル規模の投資イニシアチブの準備を進めているそうです。

政府によるこの積極的な後押しは、2030年までにAI界の世界的リーダーになることを目標にしているためですが、これはGoogleから影響を受けたと考えられています。Googleの子会社DeepMindが開発したアルゴリズムは2016年に韓国の囲碁チャンピオンには勝ち、2017年5月、中国人の世界チャンピオンにも勝利しました。

この歴史的な一局が中国指導層に与えたインパクトは、スプートニク号が米国政府に与えたショックに似ていたと、AIイニシアチブに関わるある無名の学者は、ニューヨーク・タイムズ紙に語りました。

しかしながら、Googleは中国との関係に苦労しています:2010年の中国撤退前には、センサー検査結果を拒否し、国家ぐるみのハッキングの可能性があると主張していました。それでもGoogleは、この世界最大のマーケットに再び戻ってきたいと思っています。最近では、機械学習用のオープンソースソフトウェアライブラリTensorFlowのプロモーションイベントを行っています。

「AIとAIがもたらす利益に国境はないと信じています。飛躍的進歩が起こったのがシリコンバレーであろうと、北京であろうと、また、どこか他の町だったとしても、世界中の人々の生活をより良くする可能性があります。初のAI企業として、これは私たち全員が共有する大切な使命です。私たちは世界最高のAI人財と協力して働きたいと思っています。その人財がどこにいようと。目的を達成するために」とリー氏は語りました。

Googleは研究所にいくら投資したか明らかにしませんでしたが、「トップクラスの専門家を数人雇った」とし、今後数ヶ月でチームを結成すると述べました。研究所は論文を発表し、AI会議やワークショップ等への後援を通じて、AI研究コミュニティを支援しています。

このプロジェクトはGoogleクラウドの研究者がリードしていますが、Googleはまだ中国本土にクラウド地域を開設していません。来年、中国最初のクラウド地域が香港自治区にオープンされます。

– Data Center Dynamics
原文はこちら