東芝、16TBハードドライブを発表 – クラウド時代の大容量HDD

東芝、16TBハードドライブ、96層NAND SSDを発表

日本の複合企業の子会社であるToshiba America Electronic Componentsは、従来の磁気記録方式を用いて、最大16TBの記憶容量を実現するために初の3.5インチHDDを発表しました。

MG08シリーズのプロダクトラインの特徴としては、9枚のディスクが搭載されており、信頼性や効率を改善させるために酸素ではなくヘリウムで満たされています。新ドライブの出荷は、今月後半から開始される予定です。
一方、Toshiba Memory America(東芝が実質40%のみ借り入れている)は、BG4 と呼ばれる最新の96層 NAND チップを基盤としたSSDを立ち上げました。これらの小型ストレージデバイスは、組み込みブートドライブとしてサーバ内で使用できます。

Toshiba MG08 HDD
– Toshiba

昨年末、HDD大手のSeagate Technologyも独自に最大記憶容量16TBのHDDを発表しました。読み取り/書き込みヘッドに搭載された極小のレーザーダイオードを備え、書き込み前にストレージメディアを加熱し、データトラックの幅を縮小する、熱アシスト磁気記録 (HAMR) 技術によるものです。
この技術は、非常に有望だと見なされていますが、試験は行われておらずまた公式の稼働日は発表されていません。

高度なキャパシティ

MG08シリーズは、7,200rpnで回転し、業界基準で250万時間の平均故障時間(MTTF)を誇ります。512Mib キャッシュバッファを備え、SATA および SAS インターフェイスの選択肢を提供します。

東芝電子デバイス・ストレージ株式会社のストレージ製品およびマーケティング部門のGMである高岡氏は、
「東芝の新しい 16TB MG08 シリーズにより、クラウドおよびストレージソリューションの顧客は電力効率を向上させつつ新たなレベルのストレージや密度を享受できるようになります」
「高密度のHDD技術を活用すれば、顧客が求めるようなTCOを実現することも可能となります。」

ヘリウムを使用するヘリウム充填式のドライブは東芝製で2つめです。同社の競合であるWestern Digitalは2013年のHelioSealプラットフォームで初めてこのアプローチを採用しました。Seagateは、2016年に初のヘリウムドライブを打ち立てています。

クラウド化に伴い、世界中で保存されているデータ量は日々増加しています。
HDDが果たす役割は非常に重要となっており、東芝もHDD大容量化の動きを強めています。
参考記事:風船のヘリウムガスが内部に? クラウド時代を支えるHDD大容量化技術

– Data Center Dynamics
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