CeBIT 2018:Huaweiは全光型の可能性と銅ケーブルに未来を見る

中国の情報通信会社Huaweiは、企業向けファイバー事業のトップを目指す

Huaweiのネットワークソリューション事業部門長L・シンガン氏は、ドイツ・ハノーファーで開催される世界最大級IT関連見本市CeBITにおいて次のように述べました。

「デジタルインフラの変化に伴って、デジタル産業では銅ケーブルによる接続は今後も生き残れるのかについて疑問視されています。今後重要なサービスはますますクラウドに移行するようになるでしょう。2025年までに企業のすべての仕事はクラウドに移行し、85%のサービスもそうなると言う予測もあります」

ファイバーが作る未来

シンガン氏はさらに、IoT社会の出現は、帯域幅とレイテンシにおける根本的な反響と相まって、新しいネットワーク基盤を必要としている、とも述べています。

Huaweiの重役によると、ブロードバンドやIoT、ワイヤレス機器などといった隔離された接続サービスは対応を迫られています。銅ケーブルは、音声・ビデオ・インターネットといった異なるサービスやアプリケーションに対して個別にケーブルが必要でしたが、ファイバーはこの問題を解決しました。

そのこと自体、特別新しい情報ではありませんが、つい最近まで、通信事業者やFacebookのようなハイパースケールデータセンター運営事業者しか全光型ファイバーを求めなかったということも、また事実です。にも関わらず、Huaweiでは4年前にAgile POL(パッシブ全光型LAN)というサービスを企業向けに提供しています。

シンガン氏によると、このサービスの結果は上々だそうです。このサービスを採用した企業のうち、ネットワークシステム全体のオーバーホールを希望していた企業では、帯域幅は増え、レイテンシは半減しました。IT関連で使用されていた収容スペースは90%縮小され、エンジニア効率は平均して50%向上しました。更に、同社のシステムは明らかに信頼性が高くライフサイクルも長いのです。

この技術は、中国電信とのパートナーシップで建設されたギガビットファイバーネットワークの一部である中国・深セン市のビデオのバックホールネットワークから、メキシコのカンクン市にあるテンプテーションホテルにいたるまで、40ヶ国で200を超える顧客から採用されています。シンガン氏は、このサービスは中小企業にも利用可能とは明言しませんでしたが、その一方、より広く導入されることはいつだって良いこと、と断言しています。

シンガン氏は、銅ケーブルは依然としてレイテンシと帯域幅に対してニーズが多様であるため、企業ネットワークで最も利用されている資材であることを認めています。この言葉の裏には、銅ケーブルからファイバーへの移行はコストが高く、そもそも、そう求められていないケースもあることを示しています。

彼は最後に「Huaweiは全光型とIPアクセス分野でトップの販売企業です。私たちの目標は、常により多くの技術を統合して顧客へ利益をもたらすことです」と付け加えました。

– Data Center Dynamics
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