ハードウェア保守の専門会社Park Place、ヨーロッパへ事業拡大

アメリカのハードウェア保守会社Park Place社は、事業拡大に向け、アイルランドのコークにEMEA地域オペレーションセンターを開設しました。

新オフィスでは、最大約70名の技術スタッフが雇用されることになります。最初は10名規模から事業をスタートさせ、ヨーロッパ各地でのエンジニアリング作業を展開する予定です。開所式には、アイルランドの副首相、Tánaiste氏、そしてパークプレイスのCEOを務めるEd Kenty氏が参加しました。

準備は万端

2018年、パークプレイス社は合計で3社に及ぶ買収を行いました。2月にはシンガポールのAxentel社、3月はアイルランドのOrigina TS、そして10月にはヒューストンのSolid Systems CAD Services社を買収し、イギリスやドイツ、オランダ、マレーシア、シンガポール、ブラジル、フィンランド、日本など世界規模で会社のプレゼンスを高めてきました。

欧州マーケティングディレクターを務めるSimon Bitton氏は、DCDに対して
「アイルランドへのオペレーションセンター新設は、弊社の事業戦略的な動きの一貫と考えています。自社専用のオペレーションセンター(作業場所)が確保できることで、顧客とのやりとりはより迅速かつ効率的なものになります。」と語りました。

– Pixabay

Park Place社の本社はオハイオ州にあります。同社がアイルランドのOrigina TSを買収した際、買収範囲は、Oringinaのハードウェア部門に限られていました。保守作業のためのエンジニアも含まれてはいましたが、アイルランド国内の拠点は含まれていなかったことが今回のオフィス新設の理由の1つとされています。
「旧Origina TS社のエンジニアは、現在、自国にも拠点を持つようになりました」とBitton氏は述べています。
Park Placeはサーバー、ストレージ、ネットワーク機器を保守するサービスを展開しており、昨年は、障害を遠隔地から検出して識別する自動予防保守システムのParkViewをローンチしました。

Park Placeは、今回の新オフィスを首都ダブリンにはしませんでした。確かにダブリンに非常に優秀な技術者が沢山いますが、コークは首都よりも生活費が安価であり、更に、スコットランドやイングランド北部への交通アクセスも充実している点がありました。

第3者へのメンテナンス委託が成長している

Bitton氏は、メーカーやOEM企業以外の第3社によるメンテナンス・保守市場は成長していると述べます。
ハードウェアの使用期間が2年を経過した際、OEM生産者などはメンテナンス費用などの引き上げを狙い、ユーザーへ機器アップグレードを促したりするため、第3者へとメンテナンスを委託するケースが増えているようです。

「2年間の保証期限が切れた際のメンテナンスコストであれば、私たちは保守費用を最大60%節約することができます。
サードパーティによる保守では、熟練されたエンジニアとスペアパーツが信頼できる会社から提供されれば、ハードウェアの寿命を5〜10年間延長できます」と彼は付け加えました。

Park Placeは、 オンプレミス のサーバールーム、または コロケーションデータセンター のいずれかで エンタープライズ 向けのIT機器保守作業を提供しています。近年は、コロケーションデータセンターや クラウド への移行が増えていますが、 ハイブリットクラウド などの活用も増えているため以前としてオンプレミス環境で機器保守をしている企業は多いため、同社への影響は無いとBitton氏は語りました。

– Data Center Dynamic
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