中国、地方データセンターの稼働率はキャパシティの半分以下

開発バブルを引き起こす可能性も

「中国の中堅データセンターの多くは、生産能力の半分ほどしか稼働していない。その一方で、主要都市での需要は、供給が追いつかないほどに拡大している」という、産業情報技術省(MIIT)と中華人民共和国財政部の協働統計結果を、ファイナンシャルタイムズ紙が公表しました。

大規模なデジタル戦略の一貫として、中国政府は企業に対し、中国本土の主要都市へデータセンターを建設することを促してきましたが、相変わらずデータセンターへの需要は、データセンターが密集する沿岸都市において増加し続けています。

MIITの調査によると、中国の中東、西部および東北地域では莫大なデータ処理供給量があり、地方都市の需要と比較すると、ほぼ2倍となっています。

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Qinhuangdao, Hebei Province
– Getty Images

政府による後押しを受けながら、ビックデータとAI政策を推進していくことで、中国は急速に同分野における支配勢力となりつつあります。
中華人民共和国財政部の報告によると、地方自治体での成長スピードは、中央政府が定めた今年のビックデータ産業(データセンター市場を含む)の目標収入の3倍にまで達しました。国全体としては、想定をはるかに超えるスピードで進化しています。
しかし、この成長は、理想の曲線を描いているわけではなく、データ処理/データセンターの需要と供給の不一致という、あまり望ましくない影響ももたらしています。

例えば北京では、データ処理能力がその需要に19%ほど追いついていません。その為、 レイテンシ の低いセンシティブなデータはリモート環境に保存するよう奨励するなど、どうにかデータ処理ができるように、データセンターの開発において一定の環境基準を設ける動きが出ています。
しかしながら、この取り組みが、市場の力に委ねた自己規制なのか、あるいは政府による積極的な介入なのか、その境界線が曖昧になると、良くない方向へ影響する可能性があります。

「ゴーストタウン」も、目に見える形で私たちに衝撃を与えた中国政府の前例(失敗)の一つでしょう。2000年代前半、地方自治体は野心的な都市開発計画を打ち出し、多くの建造物を次々と立てましたが、その結果として、数十万もの空き家が生み出されてしまいました。中国のデータセンター市場から目が離せません。

– Data Center Dynamics
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