Schneider Electric、モジュラーポッドの使用を推奨

ラック設定のための基準も必要

グローバルでトップのシェアを誇る電力製品メーカーシュナイダーエレクトリック社は、データセンター業界は、「 ポッド 」と「個別の電力供給」を備えた、所定のIT機器を統合するラック群の使用基準を設定すべきだと考えています。

IT機器が標準化されれば、Schneider Electricの提言に従って、スケーリングが簡素化されて統合をスピードアップすることができます。また、ポッドを使用すれば、同じデータセンター内のさまざまなアプリケーションや様々な技術をホストすることも可能です。

モジュラーポッド

今日のデータセンターでは、Open Compute Project( OCP )のOpen Racksや、最近設立されたOpen19などの異なるテクノロジ基準が含まれている可能性があります。どちらもSchneiderによってサポートされていますが、SchneiderのIT部門・データセンター業界アライアンス担当ディレクター、R.バンガー氏と、シニア・リサーチアナリストのP.ドノバン氏の両氏が書いた論文によれば、これらは別々のポッドを使用する従来のラックに沿った形で、同じデータセンターホールに統合することができるとのことです。

また、ポッドを使用すれば、重要なアプリケーションに優先順位を付けてコストを削減目的で、データセンター運営者が個々のクラスタごとに電気的冗長性を決定することができると、両氏は述べます。専用の電気供給を介してポッドを分離すれば、複雑な分配設定を避けることもできるでしょう。
この論文は、業界にはポッド構成基準がないことを示唆しながらも、利用可能な物理的スペース(ラックの数、給電の選択、平均ラック電力密度を決定する)に基づいて基準は定義されるであろうと提言しています。

モジュール式

しかしながら、そのような基準が実務で機能するかどうかは分かりません。高密度なデータセンター業者によってサポートされているにも関わらず、標準化されたIT機器を使用しても中小規模のデータセンターと比較してコストと効率の面でそこまでメリットはありません。
Open19 はオープンシャーシ基準をベースにしています。小規模の組織やエッジ展開にとっては、より安価な機器を使用できるので導入がスピードアップできます。ただし現時点では、適合するベンダーが少ないため、そこまでコストを抑えられていません。

あらゆるポッド基準にはデータセンターのスペース要件があります。新しくデータセンターを構築する時に、これがポッド基準を満たすように設計されて、ポッドが設置できるスペースがあるならば、この基準はうまく機能するでしょう。

-Data Center Dynamics
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