NEC、HPC用ベクターシステムファミリーを発売

デスクトップからラックまで:新スパコンSX-Aurora TSUBASAはベクトル型プロセッサを簡素化:

日本の大手IT企業NECは、ベクトルエンジン・コプロセッサをベースとした高性能コンピューティング製品ファミリーを立ち上げました。
ベクトルエンジンは、整数や浮動小数点数で動作するように設計された従来の(または、スカラー)CPUとは異なり、ベクトルを含む計算を実行する際に最大限のパフォーマンスを提供するように設計されたPCIeカードです。

新スパコンSX-Aurora TSUBASAファミリーは、ベクトルエンジンカードをデスクトップタワー、ラックサーバ、および科学研究に使用するよう設計されたオールインワン・スーパーコンピュータノードの一部として統合しています。

全方位のベクトル

現代のCPUのほとんどは、ある種のベクトル処理機能を備えていますが、特化したシリコンは、特に大規模で複雑なデータセットを扱う場合に優れたパフォーマンスを発揮します。SX-Aurora TSUBASAファミリーはベクトル処理を簡素化することを目指しています。これは1970年代にスパコン企業Crayによって商業化されたものです。

TSUBASAは、1台のベクトルエンジンを搭載したデスクトップタワーから複数のラックベースサーバのみならず、2〜8台のVEを搭載する156台のTFlopsを提供するパフォーマンスと76.8TByte/sのメモリ帯域幅を実現する64台のVEを備えたスーパーコンピュータノードまで、すべての製品にわたって同じハードウェアアーキテクチャとソフトウェア環境を提供します。

「この新製品は、ベクトルアーキテクチャの効率を提供しながら、スカラー計算機能のニーズに対応します。これはベクトルエンジンカードの形で緊密に統合されたベクトルシステムによって実現されます。私たちは、科学者一人ひとりのデスクサイド・タワーから、大規模コンピュータセンターのハイエンド・システムまで、幅広く多様なニーズに対応する包括的な製品ファミリーを提供しています。NECの旧世代プラットフォームと比較して、SX-Aurora TSUBASAは電力効率が高くコンパクトで、1ワットあたり5倍、フロアスペース1平方メートルあたり10倍のパフォーマンスを実現します。」とNECの福田喜彦氏は述べています。

TSUBASAの全体像は、11月に米国デンバーで開催されるScientific Computing 2017カンファレンスで実演されます。

– Data Center Dynamics
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