韓国のKokam社がリチウムイオン電池を搭載した高性能UPSを発表

最速の放電率は、システムにかかる電力が削減されることを意味する

エネルギー貯蔵システムの専門企業Kokamが、独自のリチウムイオンポリマー電池を搭載したラックベースのUPSシステムを発表しました。

この製品は迅速な放電が可能なKokam社の高出力リチウムニッケルマンガンコバルト酸化物(UHP NMC)電池を基盤としています。そのため、鉛蓄電池を搭載したUPSシステム(そして競合となる別のリチウムイオン電池を搭載したシステムでさえ)と比べると、同量の電力供給に必要なバッテリーは少なくてすみます。

こうして、最大70%まで設置面積を縮小させ、重量の軽減に成功しました。

高速電力

元々ポリマー加工装置のメーカーであったKokamは、1998年に世界初の大容量リチウムポリマー電池を開発しました。以降、同社はリチウムイオン電池を製造してきました。

今日では、30種類以上の電池を製造しています。Kokamの製品は電気自動車用の電動工具から軍用機にまで利用されています。とりわけ、Kokamは、韓国電力公社が電力網の周波数を規制するために利用する、巨大な36MVものリチウムイオン・エネルギー貯蔵システム(ESS)を所掌しているといいます。

リチウムイオン電池は、従来の鉛蓄電池よりコンパクトで、長持ちし、高温度にも対応します。つまり、冷却する必要がありません。Kokamの最新製品は、UPSシステムの充放電率を向上させるために独自の化学物質を用いているという別の利点もあります。

同社によると、K-UPSは大半の鉛蓄電池を用いたUPSシステムと比べて、最大500%もの電力を、他のリチウムイン電池を用いたUPSシステムよりもまた最大250%もの電力を、同量のバッテリー容量で提供します。

しかしながら、リチウムイオン電池を用いたUPSシステムは、鉛蓄電池のそれに比べて多額の初期投資が必要なことは、想像に難くありません。

「UPS市場は依然として鉛蓄電池が独占的ですが、より手頃でコンパクト、かつ、長持ちする軽量なUPSシステムに対するデータセンター関係者の関心が高まるにつれて、リチウムイオン電池式高出力UPSシステムが市場で成長しています」と、Kokamのパワーソリューション事業部の副部長、I・ホン氏は述べました。

「我が社の新製品、K-UPS電池ラックはUHP NMCバッテリーを利用し、UPSシステム事業者に業界一の電力放電率を提供します。それによって、価格、サイズ、設置面積、重量、寿命、そしてデータセンターに関わる開発会社および運用会社が求める別の特徴を持つ高性能UPSシステムが構築されるのです」

– Data Center Dynamics
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