Alibaba – 高密度データセンターの冷却に、液浸技術を自社開発

Open Compute Projectへの設計デザイン提供計画

中国の電子商取引大手Alibabaは、高密度データセンター向けの液浸冷却技術を開発しています。そして、最終的には、Open Compute Project(OCP)に貢献することを望んでいます。
液浸冷却システムはサーバコンポーネントを誘電冷却材に沈めますが、これには通常はハードウェアから熱を除去する二次水回路が備えられています。この手法は、冷却効率を改善し消費電力を削減することを確約しますが、まだ主流になる道を見つけることはできません。
Alibabaは先週OCPに正式加入しました。

液浸技術

Alibabaは中国最大のオンライン小売業者であり、その立ち位置は米国とヨーロッパにおけるAmazonのマーケットシェアと比較することができます。Amazonと同様に、Alibabaはクラウドコンピューティングに手を拡げ、超大規模のデータセンター構築に着手しました。

近年、Alibabaは自社インフラ基盤が与える環境への影響をますます懸念しており、新しい冷却手法を採用することで施設のエネルギー消費を削減したいと考えています。

2015年にAlibabaクラウド(またの名をAliyun)は、中国初のデータセンターを建設して、水冷技術を大規模に利用しています。浙江省・杭州郊外の千島湖から水を引くことで、同社は冷却コストを80%削減し、世界で最もエネルギー効率の高いデータセンターの1つを構築しました。

Alibabaによると、液浸冷却はデータセンター全体の運用コストを20%も削減する可能性があります。空調ユニット、排気ファン、除湿器、チラー、CRACなどの追加装置を必要とせず、しかも高床が不要なため、機械式空冷よりも展開が容易です。

同社では液浸冷却の取り組みが実施段階に入っており、すぐに導入の準備が整うと言います。当初、Alibabaクラウドに電力を供給するデータセンターで使用され、その後、同社のインフラ基盤ポートフォリオ全体で広く利用される予定です。

OCPの新メンバーとして、Alibabaはオープンハードウェアコミュニティと設計デザインを共有する予定です。

「我々は、OCPおよびそのメンバー全員と協力して、業界にさらに大きなインパクトをもたらすための技術革新と採用をさらに推進し、OCPの革新を進めていくつもりです」とAlibaba Infrastructure Servicesのチーフアーキテクト、Shanyuan Gao氏はこのように述べています。

– Data Center Dynamics
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