未来のデータセンタ – 箱型のサーバー液冷ポッド”RuggedPOD”

「データセンターよりも自然環境に優しい」:

オープンソースのクラウドプロバイダーEnter Cloud Suite社(イタリア:以下ECS)は、フランスのスタートアップ企業Horizon Computing社が開発した新しい屋外サーバー「RuggedPOD」を試用しているようです。
先日シドニーで開催されたOpenStackサミットを取材したThe Registerは、RoggedPODを「未来のデータセンター:屋外で利用できる油浸サーバー」と題して取り上げました。このイベントで取り上げられたRuggedPODの大きさは0.343㎥で、Micro-ATXマザーボード(244mm × 244mm)4台、および32-34のCPUコアを格納することが可能です。Cargill Envirotemp FR3と呼ばれる有機性流体やChell Diala(ミネラルオイル)などの絶縁性液体の中にサーバーは浸されます。

夢のPOD?

RuggedPODは、外気温-20℃~35℃の範囲で使用が可能ですが、直射日光は避けなくてはならず、これはシステムの導入促進を妨げるように思えます。その対応として、Horizon Computing社は、ポッドの回りにソーラーパネルを設置することによって電気と日除けを同時に利用するよう推奨しています。しかしながら、RuggedPOD自体はおよそ800Wの電力供給を必要としており、また、それぞれのPodは最大1kWの機器にしか対応できません。そのため、それなりの容量に対応するためには、設置台数も大きくする必要があります。

Horizon Computing社は「データセンターからの脱却(Kill the Data Center)」を望んでおり、できるだけITインフラが自然環境に与える影響を和らげたいと考えています。Podは、露点調整や他の空調システムとの併用などを考慮する必要がなく、周囲機器・環境に依存せずに容易に設置することが可能であり、PUE1.00を実現する可能性も秘めています。

RoggedPODは、Horizon Computing社のエンジニアJean-Marie Verdun氏とその兄弟がコンセプトを思いついたもので、
初期モデルは2015年に発売されていました(45cm×45cm×50cm)。現在は、Wetern Digital社、Intel社およびNumergy社も、Horizontal Computing社とECSとのプロジェクトをサポートしています。

– Data Center Cafe
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