CBRE、データセンター運用分析企業のRomonetを買収

不動産大手がソフトウェア機能を買い取る

データセンターの運用最適化を手がけるRomonet社を、世界最大の商業不動産・投資企業であるCBREが買収しました。買収金額は明らかになっていません。
Romonet社は、データセンターのエネルギー消費量削減や、信頼性向上に必要な改善点を洗い出して解決していくクラウドベースのモデリングおよび分析ソフトウェアを開発しています。

Romonet社はZahl Limbuwala氏とLiam Newcombe氏によって2006年に英国で設立されました。今日では、サンフランシスコに米国本社を置き、大手建設業者のArup、JCA Engineering、Skanska、Red Engineering Designなどといったエンジアリング企業をはじめ、Intelや富士通、Microsoftなど多くの導入実績があります。

– Romonet

同製品が加わることにより、全世界で800以上のデータセンターを管理するCBREのデータセンター事業にも、大きなメリットがもたらされます。

Romonet社の共同創設者であるZahi Limbuwala氏は、
「データセンター市場は急速に進化・拡大し続けており、自動化はますます必須なものとなっています。CBREのグローバルデータセンターチームに加わることによって、世界中のお客様にサポートと機能を提供できるようになります」と語りました。

データセンターのコスト削減をサポート

Romonet社が提供しているプラットフォームでは、データセンターの設計変更をした際のコストや効果の予測や、サーバーやデータセンター設備のエネルギー消費量を追跡して問題を洗い出すなど、潜在的に潜む課題を特定することが出来ます。
また、データセンターが建設された土地の気候やエネルギー、設備情報などを含む運用上のデータを参照しながら、個々のデータセンターの性能に合わせたベンチマークとの設定・比較・測定が可能となります。

– Romonet

2016年と2017年の2年間で、Romonetは世界中で総計392万ドル以上のエネルギー費用、48,000MWhの電力、11,550トンの二酸化炭素排出量を節約したといいます。2016年には、DCDから、Critical Environmental Future Thinking Awardを受賞しています。
今後は、CBREとの契約条項に基づき、Romonet社の全従業員がCBREに加わることになり、ソフトウェアは、CBREのグローバルData Center Solutions製品の一部となります。

CBREのデータセンターソリューションズを率いるJohn Dunstan氏は、
「Romonet社は、我々が保有しているデータセンターに、市場をリードする更なるソリューションを付与することになります。世界中のお客様にも好影響がもたらされるでしょう」と語りました。
また、CBREでGlobal Workplace Solutions事業のCDO兼CTOを務めるSandeep Dave氏も、
「市場での差別化をもたらすRomonet社の技術に加えて、新たにCBREに加わる素晴らしい方々との協働にもとてもワクワクしています」とコメントを残しました。

– Data Center Dynamics
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