<イベントレポート>DCD Webscale in SF:データセンターのエネルギー需要

エネルギースマートイベントは効率向上のための共同努力にもかかわらず、問題をあきらかにする

サンフランシスコで開催されたWebscaleカンファレンスのDCDエネルギースマートイベントの参加者によると、グローバルデータセンターの電力使用量は再び急増する可能性があります。しかし、ハイテク産業とエネルギー産業の協力が深まると、こうした懸念も解消されるかも知れません。

10年前には、データセンターの電力使用量が大幅に増加したため、データセンターの電力使用量が制御不能になってしまったという懸念が増していましたが、昨年、ローレンス・バークレー国立研究所(LBNL)の報告によると、米国のデータセンターで使用されるエネルギーは、ムーアの法則によってもたらされる効率性の向上やより良い冷却手法、仮想化がITリソースの急激な増加を緩和した2010年以降同じレベルを保っています。しかし、変わる可能性もあります。効率性の向上が永遠に続くことはないからです、と代表はこのように述べました。

需要は再び増えるか?

南カリフォルニア大学エネルギー研究所のD.ポール教授は、「需要の平準化は停滞する可能性がある」と警告しました。データサービスが実際には無料または非常に安価であり、エネルギーコストは表に現れないため、需要は精査されないまま増加し続けるだろう、と彼は述べました。一方、データセンターのPUEが1.0に近づくにつれ、エネルギー効率の向上は困難になり、効率的なリソースの利用は100%を超えることはできません。

「効率性が向上しても需要増を隠すものにはならないかもしれない」と米国の電力供給業者である南カリフォルニア・エディソン社のL.スワンソンは警告しました。

ポール教授によると、2007年以前のように、より多くのリソースの需要が再び効率の成長を上回る場合、爆発的な成長を防ぐ唯一の方法は1メガバイトあたりのコストの上昇しかありません。

ユーティリティ企業は、データセンターに、ピーク時にディーゼルバックアップを使用するために支払う需要削減プログラムを通じて、データセンターにエネルギー使用量を全体的に削減する機会を提供しています。カナダのユーティリティ企業ハイドロ・ケベック社のD.マーレイ氏はこれを、「データセンター自体をグリッドから守る」よう促しているようだ、と表現しています。

「需要対応と効率性を結びつけることが非常に大切です」と、PG&E社のP.ジョンソン博士は述べています。しかし、オペレーターは、需要対応の使用が利益になるとしても、これを行うことには消極的です。「利益を生んでも失敗すれば意味はありません」とある人が言いました。「このリスクを軽減する必要があります」

また、Webscaleイベント前日に、インフラストラクチャ・メイソン業界グループは、コロケーション業者間の比較を向上させるための新しく開発された DCPI (Data Center Performance Indicator)メトリックを導入する手法を検討しました。

現在、DCPIはエネルギー使用量と信頼性に重点を置いていますが、サンフランシスコで開催されたグループ会議では水使用効率( WUE )メトリックの導入が検討されましたが、これは将来的にはもっと重要になるでしょう。

「長期的には、グリッドが再生可能エネルギーに移行すれば、エネルギー使用量はそれほど重要ではなくなり、水の使用量はもっと重要な要素になる可能性があります」とリットビット社およびインフラストラクチャー・メイソンのCEO、S.ノートブーム氏はこのように述べています。

-Data Center Dynamics
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