京セラ、雪氷冷房&再エネ技術を利用したデータセンター建設

京セラコミュニケーションシステムは、風力、太陽光およびバイオマスの再生可能エネルギーのみによって稼働するデータセンター建設を北海道石狩市で計画しています。

環境へ悪影響を及ぼす廃棄物などの排出ゼロを目指すこのデータセンターは、今月末に建築が開始する予定です。2021年の稼働開始を目指していますが、再生可能エネルギーのみによる運用は2022年になるとみられています。

京セラコミュニケーションシステムは、ICTや通信エンジニアリング、環境・エネルギーエンジニアリング、経営コンサルティングの事業を展開する企業です。今回の新データセンターは、太陽光・風力よって生まれた電気を専用電力線で接続するよう設計しており、両方の発電所はそれぞれ2MWの電力容量を供給する予定となっています。また、持続的な電力供給のために、バイオマス発電技術を有する企業とのパートナーシップも締結しています。

– 京セラコミュニケーションシステム

北海道の冬期平均気温は-1℃前後で、冬期の数か月間はこの冷涼な気候を利用したデータセンターの冷却が可能となります。同様に、冬の間に積もった雪を蓄積し、夏場のデータセンター冷却へ活用する予定もあります。

snow_wdc02.jpg
– 美唄市ホームページ

この「雪氷冷却」は、何も新しい取り組みではありません。2016年には、北海道の美唄市が雪を用いた冷却プロジェクト「ホワイトデータセンター事業」を開始しています。この手法では、空調機能には一切の電気を使用せずにデータセンター内部を25℃に保つことが可能です。

石狩市も、京セラコミュニケーションシステムと本プロジェクトのパートナーシップを締結したことを既に表明しています。石狩市は、100%再生可能エネルギーでの電力を使用する企業団地エリアの構築を目指しており、これが実現すれば団地エリアで活動するすべての企業は再エネを利用した企業活動が行えるようになります。

Data Center Dynamics

原文はこちら