Vertiv社, ”ASCO”をSchneider Electricへ売却へ – ATSマーケットに変化

新たなビジネスへと転換

Vertiv社は27日、自社の”ASCO(Automatic Switch Company)”ビジネスをシュナイダーへ約12.5億ドルで売却する計画を発表しました。
Vertivは以前は”エマソンネットワークパワー”として知られていましたが、昨年“Vertiv”へとブランドが見直され、Platinum Equity社に40億ドルで買収されていました。
同社は今回のASCO売却によって、2017年第4Qにはコアビジネスであるデータセンター、通信、商業、産業市場への更なる専念が可能になるだろうと述べました。

New Leaders

Vertiv社のCEOであるRob Jphnson氏は、「ASCOの売却は、今後、デジタルインフラソリューションにおいて重要な役割を担うVertiv社の革命にとって、重要な一歩です。お客様が求めるものに的確に応えるためには、顧客中心に物事を捉え、自社の強みでもあるITとファシリティ分野での深い知識、及び、グローバルスケールでのサービス提供を調整していく必要があり、今回の売却はその戦略とも合致しています」と述べました。
Platinum Equity社のJacob Kotzubei氏も同様に、「全世界に存在するVertiv社従業員の強いリーダーシップによって、Vertivは今後飛躍的に活躍し、ビジネスの転換も順調に行われるでしょう。ASCOの売却は、vertivのコアビジネスへの一層の専念をサポート、促進するはずです。今回の売却によって見込まれる現金収入を考慮に入れると、すべてのステークホルダーにとって有益な資本構成であると言えるでしょう」と語りました。

ASCOの電源自動切替スイッチ(ATS:Automatic Transfer Switches)は、2つの異なるソースから利用可能な電流を絶えず監視し、必要なレベル以下に低下するとスイッチを切り替えます。データセンターにおいては、送電網に何らかの障害が発生した場合、発電機へと切り替える役割を担います。

Schneider社は、「ATSマーケットは、今後多くの商工業企業が電源管理の自動とマルチソース化を進めていくことで、長期的には魅力的な市場です。この傾向は、Schneider electricが重視している”電力供給の分散”によって推し進められています。エンドマーケットの見解としては、今回の買収により、特にヘルスケア、金融サービズ、データセンターやその他クリティカルなビルにおけるエンドの電力管理においてSchneider社が特に価値を発揮できるように」と述べました。
ASCOは、エレベーター、コンプレッサー、発電機などの制御企業として40年近く活躍したのち、1925年に初めてATSを扱い始めました。その後1985年にEmersonに買収され、のちにvertiv社の一角としてスピンオフすることとなります。昨年の事業収益はおよそ4億6800万ドルで、EBITDAマージンは23%でした。

-Data Center Dynamics
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