Vertiv、新UPSソリューションを提供 – 余剰電力を電力会社と共有

余剰電力を電力会社と共有

Vertivが、Upside Energyが提供するクラウドベースのソフトウェアが組み込まれた製品の販売をイギリスで開始します。
このソフトウェアを組み込むことによって、 UPS の電気余力を管理することが可能となり、地域の電力会社との協働によってより効率的な運用を UPS 所有者はできるようになります。

– Vertiv

VertivのUPSを利用するユーザーは、未使用のエネルギーをこのソフトウェア「Flexibility Platform」によって監視、最適化し、英国の電力会社と共有することが可能となります。
需要供給管理システムによって、電力会社では余分な電力生産が不要となり、変動する需要にも対応することが可能になります。また、余剰分の電力は、バックアップ電源を必要とする企業に引き渡されることになります。

データセンターへの期待

「Upside Energyは、UPSの稼働状況を可視化するダッシュボードを提供します」とUpside Energyの創業者でチーフサイエンティストであるGraham Oakes氏は、今年10/11月発刊のDCD Magazine掲載のインタビューで語りました。
「ただし、あくまでデータセンター側に管理権はあります」とも補足し、利用者がUPSを使用するかどうかは自由であることも強調しました。

同社の発表によると、UpsideのVirtual Energy Storeプラットフォームでは、 UPS システムの状況を把握し、需要供給に応じた余剰電力の共有(非常用の電源は貯蔵したままの状態を保つ)を10万以上のデバイスでリアルタイムに管理することができるとのことです。

Upsideは2013年に創設され、2015年にサービスの提供を始めました。
今回、Vertivの主流製品である UPS と同社のシステムを統合したことで、より大きな信頼性を獲得できたとOakes氏は話します。
「例えばあなたがデータセンターの管理者だとします。UPSについて賢明な施策を検討している中小スタートアップが訪ねてきても、おそらく何かしらの疑念や不安は抱いてしまうでしょう。でも、もしVertiv社が訪ねてきて、それらのスタートアップと協働している事実を知れば、疑念は解消されるでしょう。」

電力会社の生産効率を向上させるだけでなく、Vertivの顧客はその UPS システムから収益を得ることも可能となります。UpsideとVertivは、UPSを絶えず監視し、最適化されたバッテリー性能を保証することによって、機器の信頼性を向上させることを約束しています。

EMEA地域でVertivのCommercial and Industria副社長を務めるEmiliano Cevenini氏は
「Vertivはエネルギーを生成する電力会社ではありませんが、今回の取り組みによってユーザーはUPSに貯蔵されたバッテリーを有効活用することが可能となり、エネルギーコスト削減に貢献することは間違いありません。」とコメントしました。

Navigant ResearchのシニアリサーチアナリストであるPrtil Gunjan氏は
「近年、様々なエネルギー燃料が開発や、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーへの取り組みも積極化される中で、生み出した電力をいかに貯蔵して利用するかが重要となっている」と述べました。

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