コンテナ

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本来は、中にものを収める大小さまざまな容器のこと。IT用語では、データやオブジェクトなどをまとめて格納するためのデータ構造やクラスなどの総称を指し、OS上に独立した「アプリケーション実行環境(コンテナ)」を構築することで、他のコンピュータリソースに依存することなく、実行環境を構築することができます。

基本的には、輸送で使う物理的なコンテナと同様の考え方をします。
例えば海外にモノを送る場合、出荷された私たちの荷物は、大きさや重さなどが標準化されたコンテナへと積み込みさえされれば、そのコンテナは輸送用の船のどれかに乗せられ、そして国内外へと送られていきます。コンテナのように、標準化された容器が準備されてることで、輸送船の種類などを気にすることなく積み込むことが可能となり、輸送スピードや作業コストは劇的に早まります。

IT用語としてのコンテナの場合、コンテナの中には、アプリケーションなどの「実行環境」が詰められています。そして、それらの動作は、基本的にどの輸送船(OS)上でも動作することが可能となります。仮想化技術もコンテナ技術と似てはいますが、実行環境のみではなくゲストOSも構築しなくてはなりません。




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