中国の人工知能、2030年までの展望

AlphaGOの衝撃

中華人民共和国国務院は先週、人工知能研究への野心的な投資により、今後2030年までに人工知能分野で圧倒的なリードを目指すと発表しました。
今回の取り組みに置いて政府へコンサルティングを行った2人の学者はNYタイムズに対して、中国は人工知能の科学研究支援のために、「Moonshot」プロジェクトへ数十億ドルもの国家投資を行う準備があると語りました。地方政府も、国家の後押しにより何億ドルもの資金を人工知能への投資資金調達へと費やしています。例えば天津市の政府は、先月、AI産業発展のために50億ドルの資金および20平方キロメートルにも及ぶ知能産業地域(Intelligence Industry Zone)の開発計画を発表しています。

中国政府は、これまでAI分野での進歩を追求し続きてきましたが、おそらくここ最近の原動力となっているのはGoogleの存在です。ある学者はタイムズ紙の取材に「2016年に行われた囲碁の勝負で、Googleの子会社”DeepMind”の開発した囲碁ソフトAlphaGoが当時の世界チャンピオン、Lee Se-dol氏やKe Jie氏を相次いで打ち負かしたことが、中国の政治家にAIの重要性を認識させたのではないか」と語りました。

人工知能分野でリードすることは、かつてのソ連が行なったスプートニク計画のようにアメリカに対して優位に立てる効果が見込め、それが多額の資金投資へと繋がっているとある教授は述べました。その一方で、確かにGoogleのようなアメリカ企業が中国のイノベーションを促進している面もあるが、アメリカ自身が弱体化している可能性もあります。トランプ政権の元、AI分野やHPC分野への科学研究費は、実は削減されているのです。

-Data Center Dynamics
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