HPE、米国国立再生可能エネルギー研究所向けスパコンを構築

8ペタフロップのスパコンはESIFデータセンターへ

HPEは、米国エネルギー省(以下、DOE)に属する国立再生可能エネルギー研究所(以下、NREL)向けに新しいスパコンを構築することになりました。

8 ペタフロップ のスパコンEagleは温水冷却方式で、噂によると、周囲のオフィススペースや研究所で使用されるサーバーからの排熱の97%を処理することができるようです。今夏納品のEagleの稼働開始は2019年1月の予定で、これは既存の2.26ペタフロップのスパコンPeregrineのリプレイスだそうです。Peregrineは2013年にEnergy System Integration Facility (ESIF)のデータセンターに設置されたスパコンです。

Eagleは、輸送や、風力発電、データサイエンスのような領域におけるエネルギー技術の初期研究開発に利用されます。DOEによると、 再生可能エネルギー およびエネルギー効率技術を発展させる世界で最も強力なシステムだそうです。

飛躍

HPE SGI 8600、またの名をEagleは、2,114個のデュアルソケットIntel Skylakeノード(1,728個は96GBのメモリ、28個は192GB、48個は768GB、そして50個は768GBで、Nvidia Tesla V100 GPUのデュアルと並んで配置)を特色とし、合計76,104コアと、296テラバイトのメモリを搭載しています。それはMellanox EDR InfiniBand fabricによって連結され、14ペタフロップスの高速ストレージを提供します。

「我々は、次世代のスーパーコンピューティングの動力となる技術を構築することをはっきりと約束します。今でも、データセンターのエネルギー効率性の規模を拡大しながら、高度HPCシステムを構築しています」と語るのはHPEのHPC・AIグループ副社長兼GM、B・マンネル氏です。

「EagleやDOE・NRELとの継続的な連携を活用して、我々はエネルギーと持続可能性領域におけるイノベーション推進のために研究を進めます」

NRELのコンピュータサイエンス・センター長のS・ハモンド博士は次のように述べています。「Eagleがあれば、我々のミッションである科学的発見のために一層努力することも、エネルギー技術領域のイノベーション推進をサポートすることにも、重要な意義のあるコンピューティング能力を得ることになります。HPEとの連携で、シミュレーションやモデリング能力を向上させるツールを獲得します。これにより複雑な事象に対して新たな洞察を得られるでしょう」

HPE、NRELそして独ダイムラー社もまた、燃料電池技術において協働しています。このプロジェクトの特色は、前出のESIFデータセンターに設置された水素を動力とするダイムラー製燃料電池のプロトタイプです。

「まだ基本的な研究段階にあり、「安全に行うことができるか? そもそもできるのか? 理にかなっているか? 経済的な実行可能性はあるのか? そして将来の研究開発が求めるものは何か?」ということに焦点をあてています。」と、今年初めハモンド博士はDCDに答えています。

– Data Center Dynamics
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