Catalyst UKで12,000コアのARMベーススパコンを開発

産業界と教育機関を結びつける共同プログラム

ヒューレットパッカード(以下、HP)、英国ARM社ならびに独SUSE社の3社は、世界最大級のARMベースのスパコンの世界展開を目指すプログラム、Catalyst UKの共同開発を発表し、産業界と教育機関の双方に提供します。

この12,000コアマシンは、エジンバラ大学、ブリストル大学、レスター大学にあるクラスタに展開されます。

このプロジェクトは英国政府からも歓迎されています:「今日の発表によって、スパコンとAI分野におけるイノベーションの力を活用する政府と企業は、互いの協力関係を強化する大きな一歩を踏み出しました」と科学者でもあるS.ジマ議員は述べました。

王道を行く

Catalyst UKは、一般的に英国内、特に商業部門でのスパコンの採用を推進することを目指しています。

このHP製のスパコンは2018年の夏に完成する予定です。3台の30kWシステムで構成されるマシンは、さらに、その1台ごとが2個の32-core Cavium ThunderX2プロセッサと128GBメモリ、Mellanox InfiniBandインターコネクトを搭載するHP製 Apollo 70サーバー64台から構成されています。

プログラムの実行期間は3年間です。HPによると、このプロジェクトは、大学職員が英国の産業界と協力して、「ARMシステムの機能を最大限に活用するための重要なアプリケーションとワークフロー」を共同開発することを目指しています。Catalyst UKは、ARMベースのツールを使用できるように研究者のトレーニングも行います。

ARMチップはスパコン設計においてますます普及しています。例えば、ポストKと呼ばれる日本の1000ペタフロップ次世代スパコンはArm CPUを搭載しています。EUのモンブランプロジェクトも同じくCaviumプロセッサを搭載しており、英国のIsambardスパコンは10,000以上のARMコアを搭載しています。

英国はAI研究分野のリーダーとしての地位を確立しようとしており、Catalyst UKはこの取り組みを支援することを期待されています。

「現代の産業戦略、AIグランドチャレンジ、今後のセクターディールを通じて、英国はAI分野とデータ革命をリードするでしょう。そうすることによって、世界中の新興産業における英国の競争力を高め、経済を成長させ、時代に合った英国を築く鍵となる付加価値の高い雇用を生み出すことになるでしょう」とジマ氏は述べました。

– Data Center Dynamics
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