波乱の四半期の後に噂されるCyrusOneの買収

ブルームバーグの報告によると、米国ダラスに拠点を置く 不動産投資信託(REIT)の CyrusOne(サイラスワン)は、直近の海外投資と業績不振の影響で業績赤字に陥り、現在買収の標的になっているようです。

過去49のデータセンターに日本円換算で約7.7兆円を投じたCyrusOneは、今年、ロンドン、フランクフルト、オランダの施設でポートフォリオをわずかに拡大しました。また、米シリコンバレー地域でも、12か月で約2億5,000万ドル( ≒ 266億円)を投資しています。しかし、利益は過去3か月で1億ドル (≒106億円) 以上も減少しました。

同社の株価は過去9か月間フラグが立っており、 先週金曜日、3つの投資会社が買収を検討しているというニュースが流れました。そのニュースを受けて、 16日の米株式市場は一時16パーセントも上昇し、史上最高の75ドルの高値をつけましたが、最終的には 6%増の70ドル近くに落ち着きました。Seeking Alpha(シーキングアルファ)のウェブサイトによると、他のデータセンター投資信託関連株( デジタルリアルティトラスト やエクイニクスなど)も連動し上昇したようです。

CyrusOneは金曜日のニュースに関してはコメントしていません。ブルームバーグは、買収への入札企業には投資会社のStonepeak Infrastructure Partners、KKR&Co、プライベートエクイティ投資企業のI Squared Capitalが含まれると述べています。

CyrusOne world-wide locations map– CyrusOne

CyrusOneの現在の時価総額は、79億ドル(≒8,400億円)と評価されています。それには、最近ヨーロッパで新設したオランダの2施設、ロンドンと フランクフルトの各施設が含まれます。またアイルランドにも2施設の計画を宣言しています。同社は2017年に、欧州のデータセンター事業者のZenium Technology Partnersを4億4,200万ドルで買収しました。

CyrusOneの広報担当者は、市場の憶測についてのコメントはしないと述べています。

Data Center Dynamics

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