IBMが2兆円規模の債権発行、Red Hat買収費用に

IBMは、エンタープライズ・オープンソースのクラウド・ソフトウェア・ソリューション企業「Red Hat」の買収費用にかかる340億ドルのために、200億ドル相当の起債を行いました。

ロンドンを拠点とする大手金融機関Dealogicによれば、この取引は今年最大の規模で、歴史的にも史上7番目の数値となるようです。

IBMの大きな賭け

Bloomberg IntelligenceのアナリストであるRobert Schiffman氏とMike Campellone氏は、Bloombergの記事で、Red Hatの買収に伴い、IBMの債務額は600億ドルを超えました。同社の四半期売上高がおよそ200億ドルですから、その三倍以上にもなります。IBMは、債務返済のために、2020年および2021年は株式購入プログラムを中断する計画です。

Jim Whitehurst, Red Hat CEO, and Ginni Rometty, IBM CEO – IBM

さて、今後IBMは短期債務として、2019末までに50億ドル、2020年末に70億ドルを返済する必要がありますが、調査会社CreditSightsの推定では、配当後のフリーキャッシュフローによって、年間75億ドルの支払いが可能になるようです。

8本建ての一般無担保債が発行され、最も期間の長い30年債の発行利回りは、米国債に1.45%上乗せした水準に設定されるようです。10年債の発行利回りは、1.05%上乗せした価格となります。

IBMによるRed Hatの買収計画は米規制当局によって承認され、今年下半期中の契約締結に向けて大きく前進しています。しかしながら、2020年4月28日までに契約が履行されない場合、IBMは買い戻しを行うことを約束しています。

Data Center Dynamics

原文はこちら