Microsoft、石英ガラス製のAzure向けコールドストレージを実演

Microsoftはワーナーブラザーズと協力して、1978年の映画「スーパーマン」をガラスの内部に保管しました。

Microsoft Researchの“Project Silica”は、Azure Cloud向けの長期 コールドストレージ ・テクノロジーのイニシアチブであり、同社は今回その概念実証試験を行いました。 英サウサンプトン大学のOptoelectronic Research Centreの協力を得て開発されたガラス製ストレージデバイスは、何世紀にも渡りデータを保管できる可能性があります。

鳥だ!飛行機だ!いや、スーパーストレージだ!

Project Silicaは、「[フェムト秒]レーザーを使用し、3次元ナノスケールの格子の層と様々な深さと角度のゆがみを作ることで、ガラス内にデータをエンコードする」とMicrosoftの‘ストーリー’ライターJennifer Langston氏は言います。

「機械学習アルゴリズムが、偏光がガラスを通じて輝く際に生成される画像やパターンをデコードし、データを読み戻します。」

ガラスは、他の多くのコールドストレージ方式のように、温湿度が制御された部屋に保管する必要はありません。 同社は、焼いても、煮ても、電子レンジで加熱しても、消磁しても、あるいはスチールウールでガラス片を磨いても内部の保存データを失うことは無いと言います。

– Microsoft

「我々は家庭で保存したり、映画を再生したりするようなものを作ろうとはしていない。我々はクラウド規模で機能するストレージを作っている。」と Microsoft Research Cambridgeのパートナー副ラボディレクターのAnt Rowstron氏は言います。

「私たちが排除したかったひとつの大きな事は、次の世代へデータを残す為にデータを書き換える高額なサイクルです。 我々は50年、100年、1,000年の間、棚に置いて、必要になるまで存在を忘れていられるようなものが本当に欲しいのです。」

ワーナーブラザーズとのテスト/マーケティングで、Microsoftは映画「スーパーマン」を保存しました。 しかし、両社はより大きなストレージを構想しています。ワーナーは現在、劣化を防ぐために3年おきにデジタルコンテンツを他のストレージに移行しています。

「“オズの魔法使い”のような名画や”フレンズ“のような人気ドラマが、時代を超えて楽しんで見ることができない世界を想像してみてください」と、ワーナー社CTOのVicky Colf氏は言います。

「それは想像を絶するものだと思います。だからこそ、コンテンツを保存しアーカイブする仕事については非常に真剣に引き受けます。」

ただし現在、Silicaは研究段階にあります。Microsoftは、データの書き込み・読み取りの速度に加えデータ密度を「大幅に」高める必要があると理解しています。

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