NvidiaがARMを全面的にサポート、HPCでの採用の転換点へ

Nvidiaは、年内中にAIとHPCソフトウェアのフルスタックをArmのエコシステムで利用可能にする予定です。

最適化が完了すると、Nvidiaのx86、Power、そしてArmを含む全ての主要なCPUアーキテクチャは加速するでしょう。

もはや腕(ARM)無しでは

Nvidiaのアクセラレーテッドコンピューティング部門のVP兼GMであるIan Buck氏は、発表の前にこう述べていました。

「Armは以前からHPCや、より広大なデータセンター領域に向けてのテーマに関して興味のある話題でした。」

– Sebastian Moss

「我々は以前からArmに多くの関心を寄せていましたが、最近かなり上向きな話題がありました。欧州委員会とEPI (= European Processor Initiative)が、Armが欧州でのエクサスケールで最も適したCPUアーキテクチャになるであろうという発表がありました。Armにヨーロッパ地域での明るい未来があることは明らかです。また日本の理研やPost-Kシステムにおいても、Armが日本のエクサスケールのCPUとして採用されています。」

「我々はArmが転換点に到達したと感じており、成功に向けての手助けをしたいと思っています。」

ArmのCEOであるSimon Segars氏は、次のように補足しています。「Armは、これまでにないコンピューティングパフォーマンスの向上とエクサスケール( SoC (System on a Chip)を元にしたARMへのクラス能力) を実現するために、当社のエコシステム各社と協力しています。NvidiaとCUDAアクセラレーションのArmアーキテクチャへの対応で協力することは、 すでに世界で導入されているArmテクノロジーへの最も複雑な研究​​課題でもある、HPCコミュニティの重要なマイルストーンです。」

両社は過去にも協力をしてきました。 Nvidiaは現在、Tegra組み込みデバイスやゲームシステムでArmベースのプロセッサを使用しています。2011年に、Nvidiaは 失敗に終わりましたが Project Denverというプロジェクトで、GPUにArmサーバーコアを搭載しようとしていました。

Nvidiaの創設者兼最高経営責任者(CEO)のJensen Huang氏は、次のように述べています。「スーパーコンピュータは科学的発見に不可欠な手段であり、優れたスーパーコンピューティングの実現により人類の知識の未開拓分野が劇的に拡大します。」

「従来のコンピューターのスケーリングが終ると、電力がスーパーコンピュータの制限になります。NvidiaのCUDAアクセラレーテッドコンピューティングとArmのエネルギー効率の高いCPUアーキテクチャの組み合わせは、HPCの世界をエクサスケールに向けて後押しするでしょう。」

Data Center Dynamics

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