スペースX、HP製の「耐宇宙コンピュータ」を国際宇宙センターに宇宙輸送

地上制御

スペースXは、今日、HPが国際宇宙ステーション用に構築した高性能コンピューティングシステムを搭載したファルコン9ロケットを打ち上げます。
宇宙環境に適応するコンピュータの開発は、NASAとHPが行った1年に渡る共同実験の一部分です。今回の実験では、宇宙空間で既製品の高性能コンピュータシステム(COTS)を実行して、宇宙環境にどのように反応するかを確認します。

次は火星

実験距離は火星までの距離とほぼ同じです。その間、ロケットが使用する船内コンピュータリソースには、高い信頼性と性能が必要です。ロケットが地球から遠ざかるにつれて地上での技術は着々と使えなくなり、最大20分の待機時間がかかります。

宇宙空間では、航行中、コンピュータは放射線や太陽フレア、亜原子粒子、微小隕石、不安定な電力供給、不規則な冷却など様々な影響を受けます。
通常、NASAはコンピュータを宇宙環境用に耐久性の高いものにしていますが、今回、HPはそれをソフトウェアで対処することを目指しています。現状に基づいたコンピュータシステムをリアルタイムで調整するものです。

このコンピュータは、Linuxを実行する1テラフロップのHP製Apollo 40クラスシステムです。今後のテストでは、国際宇宙ステーションにメモリ駆動型コンピューティングのような技術や高度コンピューティングシステムを送信することも行われるようになるでしょう。

打ち上げカウントダウン

ロケット打ち上げは、東部標準時間午後12時31分に設定されました。打ち上げ確率は70%です。
これは、スペースXの今年11回目の打ち上げになりますが、今年は過去最高の打ち上げ数を予定しています。ファルコン9は低地球軌道上を飛ぶため、フロリダ海岸に着陸するには十分な燃料が残るはずです。

ロケットには国際宇宙センターへの物資補給をする宇宙船ドラゴンを搭載されますが、これにHPのコンピュータは搭載されます。今後の打ち上げにも、改造されたドラゴン号が使用されることとなるでしょう。コスト削減だけでなく、スペースXにとっては、ドラゴン号で人間も宇宙に運べるよう集中して改造できるようになります。

-Data Center Dynamics
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