ザイリンクス のAlveo アクセラレータをSK Telecom 社が採用

【プレスリリース】ザイリンクス のAlveo アクセラレータをSK Telecom 社が採用、物理的侵入および盗難に対する AI ベースのリアルタイム検知サービスを強化

ザイリンクス社 (本社: 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) および SK Telecom 社 (本社: 韓国ソウル、NYSE: SKM) は 10 月 31 日 (東部標準時)、物理的侵入および盗難に対する AI ベースのリアルタイム検知サービスの強化を目的としてSK Telecom がザイリンクス Alveo(TM) データセンター アクセラレータ カードを採用することを発表した。ザイリンクス Alveo カードに実装した SK Telecom 社の AI 推論アクセラレータ (AIX) は、ディープ ニューラル ネットワークを使用した効率的かつ高精度の物理的侵入検知を可能にする。韓国で 2 番目に大きい物理セキュリティ企業である ADT CAPS Co., Ltd. が SK Telecom 社とライセンス契約し、物理的侵入検知サービスを商業的に展開する。

SK Telecom 社が提供する AI ベースの物理的侵入検知サービス、T view(TM) は、数多くの顧客の商用および家庭用カメラ システムをリアルタイムで監視し、物理的侵入が検知されると警備員を派遣する仕組みになっている。ディープ ニューラル ネットワークを使用して数千台ものカメラからの膨大なデータを処理するには、十分なスループットと精度を提供できる強力な AI アクセラレータが必要である。

T view には SK Telecom 社の AI 推論アクセラレータ (AIX) が使用されており、この AIX はザイリンクス Alveo U250 カードに実装されている。SK Telecom 社のデータセンターのサーバー上で実行する Alveo U250 カードは、盗難検知サービスにおいて高いスループットと精度を実証している。このカードは、主要な GPU と比較して検知レイテンシが低く、優れたスループット (1 秒あたりのフレーム数) を実現し、費用対効果が高いことが証明されている。Alveo カードによってスループットと精度が向上することで、より多くの顧客が AI ベースのリアルタイム セキュリティ サービスを利用できるようになり、脅威に負けないセキュリティ保護も確保される。

-Xilinx

SK Telecom 社の最高技術責任者 (CTO) 兼 ICT 研究・開発センター責任者であるパーク・ジンヒョ (Park Jin-hyo) 氏は次のように述べている。
「新しいサービスがかつてない速さで展開されている AI 時代において、弊社はクラウド システムの革新を追求し続け、信頼性が高く効率的なサービスを通じてさまざまな分野でより多くの価値を顧客に提供しています。AIX と Alveo アクセラレータ カードのコラボレーションは、AI サービス向けのクラウド システムを合理化する弊社の取り組みの 1 つです」

ザイリンクス Alveo アクセラレータ カードは、データセンターの AI ワークロードで求められるパフォーマンスと柔軟性のニーズを満たすように設計されており、GPU と比較して、AI ベースの音声翻訳のパフォーマンスが 10 倍(※1)、ビデオ分析パイプラインのスループットが 3 倍以上(※2)向上する。ザイリンクス 16nm UltraScale+(TM) アーキテクチャで構築された Alveo アクセラレータは、進化するアルゴリズムやアクセラレーション要件に柔軟に適応できるため、ハードウェアを変更することなくあらゆるワークロード パフォーマンスを最適化し、総コストも削減できる。

SK Telecom 社の AI サービス向けデータセンターにザイリンクス Alveo カードが商用展開されることとなった決め手は、音声アシスタント搭載 NUGU のアクセラレーションを担うザイリンクス FPGA を搭載した SK Telecom 社の自動音声認識 (ASR) アプリケーションの発表とその成功によるところが大きい。

ザイリンクスのデータセンター グループ マーケティング担当バイス プレジデントであるドナ・ヤサイ (Donna Yasay) は次のように述べている。
「今回の採用は商用 AI サービス分野における重要な勝利を意味し、SK Telecom 社との協業によって盗難の検知と防止レベルを大きく向上させることに成功しています。さらに、リアルタイムの計算と分析において業界をリードする弊社の製品は、韓国市場における AI ベース サービスの促進に貢献します。弊社の Alveo アクセラレータが実現する優れた適応性、低遅延、高スループットといった利点は、T view サービスでの視覚的な AI 推論ワークロードに最適です」

一般情報

Alveo U250 に実装された SK Telecom 社の AIX アクセラレータおよび T view サービスは現在韓国で提供中で、2020 年秋には世界中で利用可能になる予定である。T view は、SK Telecom 社とライセンス締結したほかの企業からリブランド ソリューションとして市販されることも予定されている。

SK Telecom 社について

SK Telecom 社は、市場シェアの 50% 近くを占める韓国最大のモバイル事業者である。あらゆる世代のモバイル ネットワークの先駆者として、同社は 2018 年 12 月 1 日に第 5 世代移動通信システム (5G) ネットワークの商用サービスを開始し、2019 年 4 月 3 日に初となる 5G スマートフォン加入者を発表した。5G で世界を先行している SK Telecom 社は、日常生活のさまざまな局面を変革することで、ハイパー イノベーションの時代を実現しようとしている。同社はモバイル サービスの強みを生かし、メディア、セキュリティ、商取引を含むあらゆる ICT 関連市場でこれまでにない価値を生み出している。詳しい情報は、skt_press@sk.com まで問い合わせされたい。

ザイリンクスについて

ザイリンクスは、エンドポイントから、エッジ、クラウドに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟なアダプティブ プロセッサおよびプラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、ハードウェア プログラマブル SoC、ACAP などがある。ザイリンクスは、アダプティブでインテリジェントかつコネクテッドな未来の世界を実現するため、業界で最もダイナミックなプロセッサ テクノロジを提供する。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

※1: Transformer NMT (シンボル数/秒) ベンチマーク、NVIDIA Tesla T4 GPU と Alveo U50 との比較
※2: デコードおよび CNN 推論を含む完全なビデオ分析パイプライン – 1080p60 ビデオストリーム、NVIDIA Tesla T4 と Alveo U200 との比較

(C) Copyright 2019 Xilinx, Inc. Xilinx、Xilinx のロゴ、およびこの文書に含まれるその他の指定されたブランドは、米国およびその他各国のザイリンクス社の商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。