東京・多摩のビル建設現場火災でAWSのビルが炎上

火災が起きたビルは完成間近だったAWSのデータセンターの可能性も

先週、東京・多摩で火災が発生した建設中の建物は、今年の年末完成予定のデータセンター施設でした。火事は8時間後に消し止められましたが、作業員5人が死亡、50人が怪我をしました。

火は建設中の地上3階建ての建物の地下2階から出火しました。日経新聞によると、この建物はAWSの新しい施設だったそうです。

アマゾンが火災に

日経新聞は、「複数の業界関係者の話」によると火事の起こった多摩市の唐木田1丁目に建設中であった建物は「ほぼ間違いなく」AWSの新しいデータセンターと報じています。

火災がおきた多摩テクノロジービルと呼ばれる建物が着工されたのは2016年、完成予定は今年10月でした。その延べ床面積は17,700平方メートルでした。

地上3階地下4階の構造で、今回出火したのは地下からでした。建設工事は三井不動産の請負で安藤ハザマの施工していました。

三井不動産は建物を「オフィスセンター」と呼んでいましたが、入居する企業の情報については明らかにしていませんでした。ただ、日経新聞によると、実際上、「データセンター」として使われると認めました。

2011年、AWSはシンガポールに次いでアジアで2番目となるクラウドリージョンを日本に立ち上げました。2018年初頭には大阪リージョンを開設しています。

東京都消防庁によると、火災発生時は300人の作業員が現場におり、死亡した5人のうち、4人が地下で、1人が3階で発見されました。負傷者は50人近くにのぼります。この火災で建物の5,000平方メートルが被害を受けました。

火が消し止められたのは、火災発生の木曜日午後1時50分から8時間後のことで、地下3階で鉄骨を切っていたアセチレンガスバーナーから飛び散った火花がウレタン断熱材に引火したことが原因と、警察は毎日新聞に話しているという。

捜査当局は、火災は業務上過失によって起こったことも考慮に入れているそうです。

DCDはAmazonにコンタクトをとりましたが、まだ確証を得られるような情報は得ていません。

– Data Center Dynamics
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