アマデウス・アルテア旅客予約システムの障害により、世界中のフライトが遅延

7カ国の航空会社125社に影響

今日、オンライン旅客予約システム、アマデウス・アルテアに障害が発生、ソフトウェアシステムが15分停止したことにより、7つの空港でフライトの遅延が発生しました。

10:30GMTにロンドンのヒースローとガトウィック両空港でシステムダウンが発生し、パリのシャルルドゴール空港、チューリッヒ、メルボルン、ワシントンDC、シンガポールの空港でもサービス停止が発生しました。障害自体は15分間だったのですが、サービスの完全復旧は14:30GMTまでかかりました。

同社はシステムの復旧をブログで発表しましたが、その障害は「ネットワーク障害」が原因でした。

一生のお願い

The Registerが指摘しているように、アマデウスがサービス停止したのはこれが初めてではありません。このシステムは今年初めにもシステムダウンがありましたが、広報担当は、同社のデータセンターの問題によるものとは認めませんでした。

広さ3万平方メートルのデータセンターは、伝えられるところによると、2016年には、1日あたり390万件以上の予約、747万人以上の搭乗客を処理しました。

ソフトウェア解析会社CASTのカーティス氏によると、障害の正確な原因を究明するのには時間がかかりそうです。「航空会社のコンピュータは、ゲート、予約、発券やお得意様管理のために相互連携する複数のシステムを素早く操作しなければなりません。それらの要素一つ一つは、それぞれ別会社によって別々に発見されている場合もあります。たとえ航空会社にバックアップシステムがあっても、それらを実行しているソフトウェアには同じコード上の欠陥がある可能性が高いです。ソフトウェアの欠陥を究明することは非常に困難です。それは犯罪捜査のようなものです。実際に何が起こったかを把握するためには、目を通らなければならないデータが多すぎるのです」

トランザクションにかかる負荷は、航空会社に共通する悩みの種です。今年だけでも、ユナイテッド航空、デルタ航空、ブリティッシュ・エアウェイズ(2回発生)にシステム障害が発生して、何百というフライトキャンセルにつながり、何百万ドルもの払い戻しと補償が発生しました。

ちょうど3日前、飛行計画ソフトウェア業者エアサービシーズ・オーストラリア社(航空機同士が互いに見分けがつくようにトラフィック情報を航空管制レーダーに配信するサービスを提供)でサービス停止が発生しました。これにより、管制官は「何も見えない状態」で航空機を制御しなければならず、目視で国際線を着陸させなければなりませんでした。

この事故は、データセンター障害が原因ではないようです。エアサービシーズ・オーストラリア社のシステムが夜間シフトから昼間シフトへの切り替えに失敗したこと、午前便の発着ピーク時をさばくのに対処しきれなかった、と同社はオーストラリアのABCに述べました。

– Data Center Dynamics
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